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 レスパイトとは 


レスパイト(respite)…「休息」「息抜き」「小休止」

 

 レスパイトケアとは、在宅で介護している家族を癒すために、一時的に介護を代替し、リフレッシュを図ってもらうサービスのことです。


 現在、日本の小児医療は、世界トップレベルの水準に達しています。その一方で、医療機器や医療ケアが不可欠な子どもは全国で15,000~25,000人存在する(2014年現在推計)と言われています。しかし、小児医療の現場では、集中治療室やベッド数が足りないことから「在宅医療ケア」を行う家族が増加しているのが実情です。
 家族に温かく見守られながらのケアは大変好ましいことですが、24時間休むいとまのないケアが必要なため、精神的・肉体的疲労、経済的負担等によって、疲弊しているご家族が多いという現実があります。

 


 欧米では地域支援サービスの一つとして広く浸透しており、日本では1976年にショートステイとして始まりました。その後、レスパイトケアは介護保険制度において短期入所生活介護・短期入所療養介護として位置づけられたことで、現在では全国的に広がりつつあります。

 私たち筑北ファン倶楽部では、東京墨田区の医療財団法人「はるたか会」「墨田あおぞら診療所」とNPO法人「親子はねやすめ」と協力しあい、筑北の豊かな自然と穏やかな気候風土をもって、そのような家族をはじめ、保養が必要な子どもたちを対象としたレスパイトケア(一時休息)サービスを開始しました。また、社会全体でもレスパイトケアを支援する仕組みづくりにも取り組んでいます。これらにより、少しでも多くの家族や子どもたちに、束の間でも生活のリズムや生きる力を取り戻していただく事を目的としています。

 

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